« 2004年8月 | トップページ | 2004年10月 »

2004年9月27日 (月)

『太陽の簒奪者』野尻抱介

久しぶりにSFを読みました。
さっぱり意味のわからない用語や理論だらけでしたが。
時間経過の早いお話のせいか、なんとか面白く読めました。
(なので、素人にもわかりやすく書いてあったのでしょう…)

登場人物の心理描写を受け取ることはできますが、
共感には至らない…。
生身の人間ではないかのような、遠い存在に感じました。
ヴァル・キルマーなら四文字言葉を残して無理矢理帰還するよぉ!
(映画『レッド・プラネット』です、超B級映画。好きなんだ…)
いろいろなものを切り捨て選択していくヒロインに対して、
『あたまいいひとってたいへんねー』って。
情けない感想だけれど、そういう人にこそ、
何もかも手に入れて幸せになって欲しい気がするんだもーん。

この本に対して、こんなに軟弱なコメントをしていいのだろうか…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年9月24日 (金)

アイ,ロボット

新しくできたシネコンで観てきました。
(東京都立川市のシネマTWO、aスタジオです)
音響が素晴らしく良かったなあ。
建物の設計や設備なんかの兼ね合いでしょうか。

退屈だけはしなかった二時間六分。
ただ、期待していたより普通の映画でした。
ウィル・スミスとコンバースとアウディの
プロモーション映画のようだった…(あとFedEX?)。
全体的にお金をかけて作っていそうなのに、
勿体無い感の漂う作品でした。
アクションシーンではカメラを回転させまくっているのですが、
ただの撮りっぱなしにみえてしまう…。
あと少しずつの創意工夫が足りないのかしらん。

ヒロイン役のブリジット・モイナハンが好みなのです。
ちょっとジーナ・ガーション似かも。
『トータル・フィアーズ』頃より歳とったかな?
10点中6点。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『もうおうちへかえりましょう』穂村弘

歌人である穂村さんのエッセイ集。面白かった!
「大島弓子」「キャプテン」「松任谷由美」
「村上春樹」「リンダリンダ」
こういったものがキーワードになる、そんな世代。
バブルの時を通り過ぎたことを否定的にとらえず、
うまーく消化している記述があって、『はーなるほど』。
すごく共感できる部分もありつつ、
でも違う場所に住んでいる人の気がします。
どきどき、そわそわしながらも、本人が語るより、
頑固で(悪い意味でなく)強い人なんだと思います。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2004年9月20日 (月)

U-571

日曜日にTV放映されていました(やはりすごいカットのされっぷり)。

会社に『プライベートライアン』のDVDがあって、
これから観ようという人に、ある人からのアドバイス。
「ぜったいヘッドフォンで!
 弾丸が頭蓋骨を貫通するのがわかるよ〜」
ああなるほど。
当然冒頭シーンのことで、映画館で観た時には
画面に釘付けで、そんな音響演出には気づけなかった…。
ヘッドフォンで聴いてはいないけれど、
『U-571』の爆雷シーンの音響は良かった記憶があるので、
これから観る方は、大音量かヘッドフォンでどうぞ。

映画館での観賞後、一緒の友だちと、
「そういえばボン・ジョヴィって出てたっけ?」
「あれじゃない?通信兵」
「あー、レーダー係かと思った」
実に的外れな会話をしていた。
ロビーにいた人たちの心中のつっこみはいかほどだったのか。
(ちなみに友人の青年将校役でした)

戦闘シーンがかっちょよかったので気にしなかったけれど、
心理描写や成長プロセスはちゃっちいかも…。
10点中6点。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年9月18日 (土)

ノーラ・ロバーツ

ロマンス小説家です!
数冊読んだことがあります!

もともと連作の本が好きです。
本屋をぶらぶらしていて、
新しく創刊された文庫シリーズを手に取りました。
『ハウスメイトの心得』。
当時、ルームシェアに興味があったので、
さすがのアメリカ、規模がでかいなーなどと思いつつ、
連作のもう一冊も購入。

まだ気づいていなかったので、
読み進めながら、「なんかすごい小説だなー」。
読み終えて、奥付を見た時に合点が。
『MIRA文庫 発行 ハーレクイン社』
わぁっ!
(「ハーレクイン」て社名だったんだー、と感心もした)

納得して連作も読み、ある法則を発見し、
さらに他の文庫のシリーズも(笑)読んでみました。

・登場人物は美男美女(あるいは個性的で魅力的な容姿)
・おつきあいはまず肉体関係からスタート(この際、お互いそのルールを了解)
・濡れ場は三回以上(ルールに対する感情の変化が三度目以上の『最中』に起こる)
・ラストは結婚(というか求婚)

ちゃかしているわけでなく、これがお約束として納得できるなら、
読みやすくて、外国の暮らしの実際に触れられるし、
「ボルチモアってどんなところなのかな」
出張が決まった友人に、
「ちょっと離れたチェサピーク湾で牡蠣を採る船は、帆船に限定されている」
などと偏った知識を授けることができます。
メル・ギブソンがレネ・ルッソに聞いた、
「僕は君をエベレストの頂まで運んだことがあるかい?」的文章も読めます。
(『リーサルウェポン3』。台詞は不正確です)

それにしても、偶然からすごい驚きを手に入れたことよ。
ちなみに、このジャンルの他の作家さんが同じ法則かはわかりません。
読んだことがないので。まだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年9月15日 (水)

『森のうた』岩城宏之

最相葉月さんといえば有名な著作『絶対音感』。
自分の持っている絶対音感がなくせないかなーと、
読んだことがあります。
(自然に消えるのを待つぐらいしかないらしい…)

音楽の道を志しているわけではないので、まさしく無用の長物。
それに音痴なのです。
絶対音感と音痴の両立。
あり得なさそうですが、指揮者山本直純氏も同様だったそうな。
国際的な指揮者で、氏の友人でもある岩城さんのこの本に記されています。
大学時代の思い出をつづった本で、
日常的な破天荒さが爽快。ちょっと泣ける話も有り。

不便なだけだし、絶対音感のない音楽関係者は多数いますから、
世のお父さんお母さん、絶対音感は無理に子供に与えないでください。
カラオケで上手に歌える方が得です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年9月14日 (火)

『なんといふ空』最相葉月

女性のエッセイ集にしては、
自己顕示欲や不平不満、見栄なんかが
(自分に覚えがある分イタイ)、
あまり鼻につかない、綺麗な文章でした。
けっこう辛いことも書いてあるのに?

作者像に、
「達観」あるいは「客観」の言葉が思い浮かびます。
ノンフィクションライターという職業柄なのか、
仕事や生活の年輪による自信のあらわれなのか。
羨ましくもあります(始終じたばたしてるから…)。

映画『ココニイルコト』のもとになった文が入ってます。
わりと短い文なので、ここからどう膨らませたのか、観てみたいかも。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年9月13日 (月)

『はじめの一歩』森川ジョージ

漫画も読みます。
学生の頃は漫画の方が本より多かったかも。
だんだん淘汰されていって、これが残った…。
もう70巻に達しようとするところなので、
本棚の一郭を男らしく占領してます。
ボクシングの知識は全てここから。
たまーに夜中にやってるダイナマイトグローブも観たりするけれど。

ippo.jpg

かの輪島功一氏をお見かけしたことがあります。
スーツを着ておいででしたが、
肩幅広く、背筋がピッとして、なかなか格好よいお姿でした。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2004年9月11日 (土)

『裏庭』梨木香歩

とても綺麗なビジュアルイメージが湧くシーンが
幾つもある本でした。

読みながら(文庫版で)、なにか違和感を感じてましたが、
解説を読んでいて、「そうだ、児童書だったんだ」と。
しいて書き分けているかどうかはわかりませんが、
設定や描写がとても柔らかい。
とはいえ、美しいお伽話になっているわけでもないので安心。
子供が読んだら、どんな感想になるのかな…、
印象深く残る本かも。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年9月 7日 (火)

スペシャルカレー

karei.jpg

普通のカレーですが。
入っている人参とじゃがいもが、
北海道のお義母さんから送られてきた、
家庭菜園で採れたものであることがスペシャル。
人参はごつごつしていて香りが強く、懐かしい感じ。
じゃがいもは、煮崩れしないのにほくほく。

家庭菜園は百坪あります。スケールが違うわ。

ninjin.jpg

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年9月 5日 (日)

『六番目の小夜子』恩田陸

4101234132六番目の小夜子
恩田 陸

by G-Tools

何故だかずっと手が出せずにいて、←たぶん怖そうだから(笑)
やっと読みました。
(『球形の季節』でなんだかおさまらなかったもので…)

魅力ってこういうものかな、と思います。
矛盾や荒っぽいところがあっても、ぐいぐい引っ張ってもらえる。
決着への意思が感じられました。
『光の帝国』の次に好き。

『象と耳鳴り』ってここから派生してたのね…。
全くばらばらに読んでいるだけに、頓珍漢。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2004年9月 4日 (土)

『球形の季節』恩田陸

恩田さんの本は、目についた時に買ってます(文庫で…)。
なので、今さらなのですが。

とても文章の上手い人だから、読んでる時は面白いんですけど。
読み終わった時まで面白い作品って少ないかも。
『月の裏側』…だなあ。
(というより、刊行順からすると逆ですね

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年9月 3日 (金)

『夫婦公論』小池真理子 藤田宜永

NHKの番組(『今夜は恋人気分』だっけ…?)に
著者のお二人が出演していたので、思い出しました。

基本的にはとっても仲の良いお二人なわけで、
そんなことはこの本を読んだり、話をしていればわかると思う。
男性司会者がこの夫婦のあり方について、
理解しようとか許そうとかがんばっていたけれど、
考え込んでしまう人には無理なんだよなー(この本、読んでなさそう。不勉強ね)。
なんでも自分の身に置き換えればよいわけでなく、
人それぞれ、ということもある。
でも、二人が夫婦という関係は固定、恋愛は自由としているのは、
恋愛の相手になった人には失礼な話なんだけど。

あぁ、本の感想になってない…。
一読する価値有りの本だと思います。
ちなみに独り身の頃に読みました(笑)。
今、実践していることもあったりします。

著者名が、単行本と文庫本で並びが違います。
そういうところも可愛い。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2004年8月 | トップページ | 2004年10月 »