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2004年10月23日 (土)

『雨柳堂夢咄』波津彬子

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『雨柳堂夢咄』波津彬子 朝日ソノラマ刊

2004年10月23日現在、10巻まで刊行されています。
そんなにマンガを読むわけでもないのですが、ずっと読んでいるシリーズ。
1巻の刊行からなんと11年たってます。ひえぇ(ソリャアトシトルワケダ)。
骨董屋のおじいちゃんを手伝う健気な孫や、三文ペテン師や、もののけが出てきます。
キャラクターに親しんでいるからこそ、沁みる話が増える、シリーズの醍醐味。
下の欄と同じ形にしてみます。

suminiyaの「好き」。
つかず離れずの心地よい人間関係。
綺麗な話が多いけれど、実は題材にタブーがなかったりする意外性。
丁寧な絵の白黒のバランスが美しい。

「夜の子供」(眠れぬ夜の奇妙な話コミックス2巻)
モノローグや会話の入り方のテンポがよくて、
自分の中で大事にしたくなるようなお話。
「京助氏の災難」(眠れぬ夜の奇妙な話コミックス3巻)
どういう理由かわからないけれど、
波津さんがこういう化け物を描いている間はだいじょうぶ、などと勝手に思う。
「花の寺」(眠れぬ夜の奇妙な話コミックス5巻)
ちょっと泣ける。不細工な蛙がけなげで可愛い。
「午後の清香」(眠れぬ夜の奇妙な話コミックス9巻)
うまくひとつずつのエピソードがはまるのが気持ちいい。
茶壺の精が可愛くて、見える相手が限定されているのがポイント。
ショートだと、
「月の花影(3)」「花野(5)」「新月の客(5)」。
波津さんの作品の「カケアミ」処理はとっても美しい。

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