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2004年12月 9日 (木)

『狐罠』北森鴻

狐罠
北森 鴻

by G-Tools

店舗を持たない骨董業者、旗師「冬狐堂」の宇佐見陶子。
仕掛けられた目利き殺しに対し、返礼を画策するうちに、
警察からの訪問を受ける。さらなる罠にはまったのか?

実際の骨董の世界に縁があるわけではないけれど、この手の題材は好き。
この本にも、たくさんの情報がちりばめられていて、ふむふむと読んでいた。
(これで『ギャラリーフェイク』『雨柳堂夢咄』以外の知識の源が!)

厚めの本だけれど、とても読みやすい。
「女だてらに」がんばる陶子が、次々に成功していく、
なんてお手軽話でないのがいい。
それこそ、手間ひまかけて、骨身を削って罠を仕上げていく。

その情報量と、キャラクターのアクの強さで、
肝心のミステリの部分が薄まってしまった感が有り。
主人公の陶子、自意識が強い割にどうもツメが甘く、女臭さがもどかしい。
男の人には「可愛げのない」ように見えるところが可愛いんだろうなあ。
でも、もっと精進してよと、とりあえず応援。

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