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2004年12月26日 (日)

『さよなら妖精』米澤穂信

さよなら妖精
米澤 穂信

by G-Tools
ある日出会った、「ユーゴスラヴィア」からやってきた女の子。 彼女と自分の立ち位置に気づいた「おれ」は、彼女「マーヤ」とその背景について、知っていこうとする。

その時(1991〜1992)、高校生という年齢、彼女生い立ちなどが、
この話のための、欠かせない要素になっている。
日常的なミステリを解決する登場人物の知識量には違和感もあるけれど、
むしろ作者の断りにある大筋の解決のための情報には、問題ないと思う。
この題材で読み手が解決することは難しく、限られた人にしか可能でない
(またその限られた人には容易なことかも)。
でもこの本を読むのは謎を見破るためではなく、
成立しているそのわけを楽しめばいいと思う。
タイトルが完璧。

ところで、創元社の文庫を手に取って、なんの予備知識もなく米澤さんの本を読み始めた。
スニーカー文庫からデビューしたこともあって、
男性読者の方が多いことにようやく気づいた。
自分たちだけの、内緒にしておきたいような作家さんかもしれないけれど、
こういう新参者の読み手が増えていくハズ。

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コメント

こんばんは。

suminiyaさんも米澤氏の作品を読まれたんですね。
私は創元推理文庫の『春期限定いちごタルト事件』の方を読みました。
内容は今ひとつだったのですが、文章が気に入ったので現在『さよなら妖精』を図書館に予約中です。
こちらの評判がかなりいいので読むのが楽しみです。

ところでスニーカー文庫ってターゲットが男性なんですか?
あまり読むことがないので知りませんでした…^^;
確かに他のブログで『春期~』の感想をチェックしたら「小佐内さん、萌え~」ってのが多かったかも…(笑)

投稿: tako | 2004年12月26日 (日) 23時08分

takoさん
わたしも『春期〜』、読みましたよー。
『さよなら妖精』、楽しめるといいんですけど…。
アイディアの勝利、といった感じです。

スニーカー文庫や富士見ファンタジア文庫って、
そういうイメージがありますが。
コバルト文庫みたいな感じ?
その中から巣立っていく作家さんが出るのも
同じようなことなのかなーって。
そうです、『「萌え」なんだ!?そういう読み方もできるんだ!?』
逆に新鮮でした(笑)

投稿: suminiya | 2004年12月27日 (月) 14時52分

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