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2005年3月18日 (金)

『家守綺譚』梨木香歩

家守綺譚
梨木 香歩

by G-Tools

なるほど『村田エフェンディ滞土録』と対になっているわけですね。
そして、『村田〜』は『春になったら莓を摘みに』とシンクロしているように思います。
なまぬるい人間なので、この本がいちばん好きです。
山から川へ、庭の草木、花などの湿度のある和の風景がしっくりきます。
語り手である綿貫、その友人の高堂、ゴロー、隣のおかみさん、和尚…、
魅力的な人物(犬や狸や河童や小鬼や)ばかりですが、
ひそかに編集者山内がいい味を出してます。
綿貫の縁談に対して、彼に言ってきかせる様が非常に可笑しいです。

たぶん意識してのことでしょうが、ふりがながほとんどふっていない本です。
うかつにもすんなり読めない漢字が幾つかありました。
ああ、情けなや…。

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コメント

なにもかも心得たゴローが好きです。
というか、なんでみんなそんな事を知ってるの?知らないのはオレだけ?
という綿貫のポジションがとてもよいです。

あちらとこちらの境界があいまいなようでいて、実はきっちり線引きされているのだなあと、読後感じてしまいました。

投稿: nao | 2005年3月18日 (金) 13時36分

naoさん

ああ、そうかもしれません。
高堂が行ったり来たりするのも、線があるからですもんね。
綿貫のような人に一種憧れのようなものもありますが、
望んでも天然にはなれないの…。

投稿: suminiya | 2005年3月19日 (土) 03時23分

はじめまして。本をお探しでしたら、ぜひこの『カフワの椅子』にも目を留めてください。

東京の目黒川でコーヒー屋をやっている「僕」が盲目のおばあさんとともに新しい世界を発見していく。やがてカフワの由来と共に語られていく、写真、眼、光、そして言葉と歴史について、ベルリンまで旅をしていく小説です。続きを読む

投稿: tokyotaro | 2005年3月19日 (土) 13時41分

こんばんは。
風邪は抜けましたか?

ネットで見るこの本の感想がみんな高評価だったので私も読んでみようと図書館で予約したのが去年の年末…^^;
でもあと2人になったので今月末くらいには読めそうです。

楽しみ~♪

投稿: tako | 2005年3月20日 (日) 00時26分

tokyotaroさん
はじめまして、コメントありがとうございます。
著者名も含めて『カフワの椅子』、初耳(?)の本です。
探してみようと思います。読んだら報告しますね!

投稿: suminiya | 2005年3月21日 (月) 14時17分

takoさん
風邪はいまいちスッキリしないのです。
潔く思いっきり休めば良かったです。だましだまし…。
takoさんは治りました…?

わたしもこの本は予約待ちしました。
(『空中ブランコ』あと40人です(笑))
すんなり肌に合う人と、そうでもない人にわかれるかもしれません。
『西の魔女が死んだ』あたりとは、毛色が違うんです。
ちょっとでも気に入るエピソードがあるといいな…。

投稿: suminiya | 2005年3月21日 (月) 14時28分

「家守綺譚」良いですよねー。
やっと「村田エフェンディ~」と借りてきたところです。
そうか、またこの関連で『春になったら莓を摘みに』があるのですね・・・なんかこういうふうに順に手繰っていく話って好きです。

投稿: kumanomi_s | 2005年3月24日 (木) 18時11分

kumanomi_sさん
あ、でも『春になったら〜』はエッセイなのですよ。
けっこう痛いエピソードも多いです。
ただ、構成が『村田〜』と似ている部分があるように思います。
悪い意味ではなく、実体験があるからこその物語なんだな、と。

投稿: suminiya | 2005年3月25日 (金) 02時26分

はじめまして。
梨木さんの作品では僕も一番好きです。
植物いっぱいのイメージがとてもいいなと思いました。
超犬ゴローがすごいですね。

投稿: toki | 2005年3月28日 (月) 00時08分

す、すみません!!タイミングよく「村田~」を読んだのでTBさせていただこうと思ったら、なぜかいっぱい入ってしまいました。ごめんなさい。削除できるのでしたら、削除してくださいませ。
本当に申し訳ありませんでした。

投稿: kumanomi_s | 2005年3月28日 (月) 23時34分

tokiさん
はじめまして。
綿貫のように構えず日々を過ごしていたら、
季節や植物と自然になじめるのでしょうか。
ゴローとべったりでない関係がいいです。
TB&コメントありがとうございました!

投稿: suminiya | 2005年3月29日 (火) 03時42分

kumanomi_sさん
了解です!
『村田〜』の高堂は少しだけですよね。
気づいた時の空虚さがなんともいえません。

投稿: suminiya | 2005年3月29日 (火) 03時45分

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