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2005年3月23日 (水)

『TVJ』五十嵐 貴久

※後半になるにしたがって、どんどん『TVJ』の感想から離れていきます。ご了承ください。

TVJ
五十嵐 貴久

by G-Tools

TV局の経理部に勤める真紀子。
テロリストにジャックされた局に、恋人の圭が人質として囚われた。
ダイハード、経理部OL版。

非常に読みやすい本だった。
真紀子の行動自体はもの凄くがんばれば、可能かもしれない。

むしろ、真紀子や周りの女性たちの会話に違和感が。
ブランド名の細かい書き込みや、年下の男についてなど、ちょっと女性に媚びすぎのような…。
(ちなみに可愛らしいエピソードなのだけど、、四ヶ月で目黒雅叙園で挙式は無理だと思う。万が一予約が取れても準備が間に合いませんて。更に一年経ってるってこと?他の女性アイテムリサーチが入念なので、目についてしまった…)

「ダイ・ハード」のホニャララ版と謳われているだけあって、構成はそのまんま。
コレ↑と言った時点でネタバレしてるかもしれないぐらい。
仕掛けが単純だし伏線が垂れ流しなので、ハラハラドキドキはもちろん劣る。
(ちなみに<雪山版ダイハード>のホワイトアウトより更に劣る、と思いました…)
TV放送ジャックの意義があまり感じられないのが勿体ない。
せっかく出てきた交渉人も、パウエル巡査部長には負ける。

ところで、大元の『ダイ・ハード』の超廉価版が3月16日に発売されている。

ダイ・ハード


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そんでもって、「ダイ・ハード」の撮影監督、
ヤン・デ・ボンが監督した『スピード』も、同じ企画で発売。

スピード


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爆笑サイト、脱オタクファッションガイド青のグラデーションチェックシャツ
ジャック(キアヌ・リーブス)が着てなかったっけ?と思いついた。
パンフレットを漁って見てみたら、まんまではないけれど、
確かに冒頭で「チェックのネルシャツ(ジャケットタイプ、もうちっとばかしお洒落)」を着てる。
1994年公開だから、ほんとに十年以上前からあるアイテムなんだなあ。
(バスの乗客がオレンジ系チェックのネルシャツを着ているし)

スピード2


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そして、ジャックはこっちの作品で「(犯罪)オタク」と
アニー(サンドラ・ブロック)に言われてた気がする…。

こうして並べてみると、『TVJ』の真紀子って、
ある種、普通の女性が事件に巻き込まれた=アニーのバリエーションなのでは…。
ダイ・ハード+スピード+交渉人=好きなものばかり集めて『TVJ』
もし作者の五十嵐さんがこう狙ったのだとすれば、なんだか可愛らしくも思える。

交渉人 特別版


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こちらも新価格(消費税差額分?)で4月22日に発売。
渋い脇役がたくさん出てる。デヴィット・モースとか。
手榴弾爆発の音響演出が格好イイ。一回観る分には10点中7.5点はいける。

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コメント

こんにちは、五十嵐貴久です。
(いや本物です。よく疑われますが、本人なのです!)
いつも感想、楽しく読ませていただいてます。
というわけで、私の新刊「2005年のロケットボーイズ」が
双葉社より絶賛発売中です。
落ちこぼれと引きこもりが
人工衛星を打ち上げるという無茶な話ですが、
本人はけっこう気に入ってます。
お読みいただければ、嬉しいなあ(^^)。
というわけで、またよろしくお願いします。!
五十嵐貴久でした。

投稿: 五十嵐貴久 | 2005年7月29日 (金) 09時13分

五十嵐貴久さん
コメントありがとうございます。
新作チェックしてみますね。
ホーマー・ヒッカム・Jrの「ロケット・ボーイズ」は読みました。
映画も大好きです。

投稿: suminiya | 2005年7月29日 (金) 16時25分

五十嵐貴久さんの2005年のロケットボーイズ
大変楽しく読ませて頂きました。

投稿: aoi | 2005年10月13日 (木) 21時52分

aoiさん

コメントありがとうございます。
『2005年のロケットボーイズ』只今図書館に予約中です。
あと4人、楽しみにしてます。

投稿: suminiya | 2005年10月17日 (月) 13時21分

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