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2005年7月 4日 (月)

『骨董屋征次郎手控』火坂 雅志

406275116X骨董屋征次郎手控
火坂 雅志

by G-Tools
京都夢見坂で小さな骨董屋を営む征次郎の許に、いわくありげな品が持ち込まれ…。若くして目利きと評判の男が世俗を騒がす真贋事件を解決する。骨董品を取り巻く人間模様を描き出した連作時代小説。(紹介文より)

主人公の征次郎は三十代、骨董の道に嵌った業も見せつつその前身の設定もあってアクティブに動き回る。
骨董を目当てに借金をし、網元に頼んで舟を出させて引き揚げを試み、追われるはめになれば長崎まで、戦う相手は新撰組、合間に食べるビーフ・カツレツ(笑)…。
そんなわけで骨董屋というより幕末を生きた男の話として読むべき。
その品が素晴らしいという以外には骨董にまつわる明るいエピソードがほとんどなくて雰囲気は重々しいのだけど、後半以降の展開はどんどん転がり進んでいくので、そのバランスになかなか追いつけなかった。
でも、明治時代に舞台を移した二作目も読んでみるつもり。

ところで、文庫版が2005年6月の新刊として出ていて「時代小説+骨董だ〜」と思って手に取った。
ちょうど読み始めた時に、自分にとってお馴染みのブログのあちら(*second message*さん)でもこちら(Diary of 食・飲・読・旅・潜・泊さん)でもエントリーされて読書傾向と条件反射に同じようなものを感じてちょっとおかしかった(TBさせていただきました!)。

※本を読んだ後に文庫裏表紙の紹介文(あるいは講談社サイトの紹介文)を読むと、あまりにも内容にそぐわなくってこれもおかしい。

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コメント

こんばんは~。

TBありがとうございました。
こちらからも送らせていただきました。

紹介文が内容に合ってないって話、私もそう思います!
あれだと「チャララ~♪」って必殺シリーズのBGMがきこえて来そうな内容ですよねえ(笑)
講談社文庫の紹介文って時々そういうのありますね。
この間読んだ『御書物同心日記』なんかもその傾向あり、でした。
担当者が同じなんでしょうかね。

投稿: tako | 2005年7月 5日 (火) 20時10分

takoさん

あの紹介文はキャッチ−なのかそうでないのか、よくわかりません(笑)
担当者が売ろうとして考えたものなのか、単に趣味なのか?
次回もお楽しみに?
TBありがとうございました♪

投稿: suminiya | 2005年7月 6日 (水) 14時18分

そうですよね、骨董やというより幕末の話という感じです。
しかし、講談社の紹介文は笑わせていただきました。単なる趣味?(笑)

投稿: kumanomi_s | 2005年7月 7日 (木) 13時26分

kumanomi_sさん
にしても、あの紹介文は嘘は書いてないんですよね。
中身を読んだ人としかわかちあえないお話なのでした。

投稿: suminiya | 2005年7月 7日 (木) 23時46分

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骨董屋征次郎手控 火坂 雅志 時は幕末。 征次郎は訳あって生まれ故郷の金沢を離れ、京都は東大路 夢見坂で骨董屋「遊壺堂」を営んでいる。 ある日征次郎の店に品のいい武家の妻女と見受けられる女が現れ、一つの茶入れの鑑定を依頼する。 征次郎には一目で「名品」と認められる作品だったが、女は何故かそれに困惑し...... [続きを読む]

受信: 2005年7月 5日 (火) 20時01分

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