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2005年8月 4日 (木)

『骨董屋征次郎京暦』火坂 雅志

4408534528骨董屋征次郎京暦
火坂 雅志

by G-Tools

昼は骨董屋の主。しかして、その正体は…!? 世も人も移りゆく京の町を舞台に、変わらぬ魅力を持つ骨董品をめぐる、様々な人間模様。傑作骨董時代小説シリーズ。『週刊小説』『ジェイ・ノベル』掲載を単行本化。(Amazon紹介より)
(また妙な紹介だな…↑正体は首突っ込みたがり巻き込まれタイプの骨董屋でしょう)

時代は移り、征次郎はあっさりざん切り頭になっている。
新しいものがもてはやされる時代に<骨董屋>の征次郎、<芸妓>の小染や知人たちはどうやって生きていくのか。戸惑いと迷いをちらりと見せつつも、主要な人物たちはふらりとなるのは色恋沙汰ぐらいなもので、淡々と自分たちの進むべき道を歩んでいる。
時代小説を読んでいると、貞操観念が今と違うので男の無道っぷりにむかっ腹をたてることが多かったりする(負けず嫌いなので潔癖であれというわけでなく、女も見返してやれぃと思うんである)。その点、征次郎はやや薄情ではっきりしない奴なのだけどまあ許してやろう(笑)
真贋だけが重要ではないといいつつ描写はそこに重点をおいているし、骨董=魔道の位置づけなのでどうも骨董の美しさや愛らしさが伝わってこないのが物足りないところ。

この本、前作より装丁がお洒落で素敵。

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コメント

続き、読まれたのですねー。
(しかし、内容紹介に対するナイスです!(笑)かなり受けました。そのとおり~)
どうも内容的には骨董、よりも時代小説化しているようですねぇ。ちょっと残念・・・

投稿: kumanomi_s | 2005年8月 5日 (金) 16時05分

kumanomi_sさん

読みました〜。
読み物としてはまあまあですけど、愛着心がわきにくいのです。
読み手がおいてけぼりにされがちなのかな?
なんだかんだ言いつつ、たぶん次作も読んで、また欲求不満をつのらせるのでしょう…。

投稿: suminiya | 2005年8月 6日 (土) 03時45分

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