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2005年9月 3日 (土)

songcat cher -歌追い人-

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by G-Tools

1907年、音楽博士としての将来に性差別の壁に阻まれていたリリーはアパラチアの山岳地帯で学校を営む妹を訪ね、そこに住まうアイルランド、スコットランド移民の持ち込んだ音楽に出会う。単純で力強く取り繕わない原曲は、リリーに活力を与える。移民たちの厳しい生活や、人々の関係に自らも交わっていくことになる。

ケルトミュージックのアルバムでは、作曲者の説明に「めぐりめぐってアメリカの友人(アイルランド移民系)に教わったバラッド」なんて書いてあったりするので、百年前も今も伝承は有効だ。素晴らしい発見に意気込むリリーに対し、録音や採譜を頼まれた移民たちは「こんなのはただの歌だよ」と戸惑う。そんな風にリリーはかなり視野狭窄になっているのでわりと嫌なヤツに見えるのだけど、輪をかけてだめ〜な男どもが出てくるのでここはひとつがんばってもらおうかと思える。閉鎖的な土地に不倫、二股、同性愛などいろいろな愛の形が潜み、向き合って選択するのは女たちというラスト。主役たちに華がなく地味ーだけれど、なかなかまとまった作品。10点中6.5点。
いちばん印象的な歌い手が大穴。酔っぱらいどもが喧嘩した後のシーン、わたしにはこの映画の山場になってしまった。

「大草原の小さな家」と共通点が多いなーなどと思ってみていた。父さんヴァイオリン弾いてたし土地申請でバクチしてたし、母さんは教育者だった。アイルランド系の移民だったんだよなー。そんなこと、子供の頃に読んでた時には気づいてなかったけど。

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