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2005年10月13日 (木)

『黒いモスクワ―ST警視庁科学特捜班』今野 敏

4062739305黒いモスクワ―ST警視庁科学特捜班
今野 敏

by G-Tools

ロシアの捜査当局と情報交換のために急遽出張せよ—。モスクワに到着した警視庁科学特捜班、通称STの百合根と赤城を待ち構えていたのは、ロシア正教会で起きたマフィア怪死事件だった。さらに、日本人フリーライターも変死して…。STシリーズ第3弾。(Amazon紹介より)

ありゃりゃ、シリーズ第3弾から読んじまったい。しかも今野作品は初めてだったのに…。
警視庁科学特捜班、メンバーは赤城、青山、翠、山吹、黒崎(+百合根)。は、はずかしい、ゴレンジャーですか?桃レンジャーは所長のおっさんですか?独立独歩なゴレンジャーというのは新しい。あろうことかブラックは除隊するかもしれない雲行きだし。
そんなケレンのわりに淡々と定石通りヒント通りに話が進んでゆく。披露される知識も感心するほどのものではない。視点がゴレンジャー以外の幾人か(どれもあまりキャラがたっていない)で移り、誰を軸にして読めばよいのか戸惑ってしまう。
ゴレンジャーについてはそれぞれ特異な性格設定が与えられているのだけど、意外性に欠ける。黄レンジャーはトンカツも食べるんですか!青レンジャーの好物はサムゲタンですか!的な。
作者ご本人に武道の嗜みがあるようで、その辺りの臨場感は細かい。が、作品全体の文章に漂う武骨感が勝ってしまう。捜査していてもコミカルな面でもなんとはなしに、ぶっきらぼー。武道的には力まず気は穏やかに、でも緊張感を持ってというのが望ましいかもしれないけれど、小説の主要登場人物が軒並みそんな状態だと、もうちょっとめりはりが欲しくなる。ラストのやけっぱちSATリーダーのあたり、けっこう面白いんだけど。

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