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2005年11月26日 (土)

『おまけのこ』畠中 恵

4104507040おまけのこ
畠中 恵

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しゃばけシリーズ第四弾。五篇収録。
裕福な生まれ育ちの若だんなより、その周囲のにいるそれぞれの境遇を生き抜く人々のお話が胸に落ちてくる(いや、若だんながどうこうではなく…、物理的に動けないわけだからその他の人たちの働きが目に留まるわけで…)。
とはいえ、今回は表題作『おまけのこ』鳴家の大冒険につきる。きゅわわわわぁ〜っ!
鳴家たちが並んで、住まっている家を軋ませている様子が可愛い。ぎしぎし。
ぎゅわーっ!に対する若だんなの対応がとっても素敵なお話。

『こわい』の狐者異は、興味深い妖だ。ラストの描写なんか、身につまされてまさに怖い。『おまけのこ』に出てくる川の主にはささやかでも見返りが必要だし、このシリーズの馴れ合わない部分、身分制度(建前ではなく実際の上下)のせちがらさなどのやや突き放したところがわりと好き。そうそう思い通りにいかない世の中を、どう渡っていくか。若だんなや栄吉の前途は厳しそうなので、がんばってほしい。

あとは要望めいたものなので…。

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2005年11月21日 (月)

シナモンパンその1

sinamonpan1

ひょえー大失敗ぺっちゃんこ!
ここからどのぐらいまでうまく焼けるようになるものか?

439162091Xみかさんの手づくりパンのある楽しい食卓
門間 みか

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この本と、サイトとにらめっこ。あきらかに成形の段階で捏ねくりまわしたのが失敗だったと思われ。フィリングは、粉200gの生地に対して砂糖大さじ3、シナモンシュガー小さじ1でまあまあな感じ。
次はもうちょっと膨らませたい…、時間を置くごとに固くなっちゃってもう…。

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2005年11月17日 (木)

ぶどうパンその1

budoupan1

なにをムキになっているんだと思いつつ、パンを捏ねるワタシ。

4829202440こねてたたいて焼きたてパン
島津 睦子

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この本は中級者向けだった?
片手間に焼くには時間がかかる…。
えらくどっしりしたパンになったのは自分の腕のせいだけど。
バターロールを失敗したのは自分の腕のせいだけど。

ぶどうパンはツレアイの要望。
えーと、レーズンを漬け込むラム酒が必要なんだよ。
「ラム酒を一杯ですね、シルバー船長」「はいよーッ!シルバー!」「?」「?」
(宝島とフレドリック・ブラウン…だっけ?)

次からは背伸びしないでこちらでやります。

439162091Xみかさんの手づくりパンのある楽しい食卓
門間 みか

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2005年11月15日 (火)

『1ポンドの悲しみ』石田 衣良

40877468951ポンドの悲しみ
石田 衣良

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初めて出会った二人、一度は別れた二人、現在進行形の二人〜、三十代の男女の恋愛を描く短編集。
恋愛年齢が上がってくると、生活や肉体面をひとつの要素に数えることに自然と躊躇なくなる。そんなシチュエーション。

初石田 衣良作品。どうもこういう邪道なことをしてしまう自分…、映画だとリュック・ベッソンは「フィフス・エレメント」だけ、ブラッド・ピットは「トゥルーロマンス」「スナッチ」しか観てない(←主役じゃないし)。
生活感はありつつも現実味には乏しいのだけど、あまり湿度のない空気が気持ちよく、さらりと読むならこのぐらいでいい。濃密な空気を楽しみたいなら、他の本を読めばいいわけで…。
この本がお気に入りになるかどうかは、作者の重要視する要素である、酒や肉体面での結びつきを同じ価値観で受け取れるか。ぴったりではなくとも客観的に楽しめたことで、大人に近づいた自分を見出したんである(なんちゃって)。
この本を紹介してもらったkumanomi_sさんと同じく、「デートは本屋で」がいちばん好き。書見台を自分の部屋に持ってる女性が主人公だよ(笑)

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2005年11月11日 (金)

炎のメモリアル

B000A1ONNY炎のメモリアル プレミアム・エディション
ホアキン・フェニックス ジェイ・ラッセル ジョン・トラボルタ

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原題は"LADDER 49"。またひどい邦題がついてるな…、消防署における「49管轄区」「49分隊」とかそんな意味だと思うんだけど。いっそ「49個目のはしご」とかつかなくって良かったのか?(←嫌味)
9.11以降に作られた、消防署の日常や仕事ぶりをスケッチしてゆくまるでドキュメントのような映画。ホアキン・フェニックス扮する主人公を軸に、その恋愛や少しずつメンバーが欠けていってしまうような現場を淡々と追ってゆく(淡々としすぎていて、単純なはずの主人公の心情(責任感、使命感に厚い)が読みづらい向きもある)。起こる出来事や事件はいかにも順番通りなのだけど、何しろ現在進行形の火災を冒頭から引っ張っているのが面白い。
10点中7.5点。
抑制の利いた俳優の演技(特にトラボルタが目立つことを何もしない!いささか嫌な奴なロバート・パトリック(T2のヒト)も過不足ない)と演出に好感。グレードアップする繰り返しネタや子供たち、赤い車のエピソードの挟み込みが過剰でないいのがいい。
消火の現場で行われている地道な作業のプロセスも興味深い。途中、主人公が機材なしで壁を崩せと指示を受けた時には「無理だよ〜」などと思ったものだけど。コントロールされているとはいえ、実物の炎も美しい(えー、語弊があるかもしれませんけど、CGでないのがいいんです)。

同じく消防署を舞台にした「バックドラフト」のエンターテインメントなアプローチとはまったく違う。

B00081U4M0バックドラフト
カート・ラッセル ロン・ハワード ロバート・デ・ニーロ

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共通点といえば、主人公(若者)のルックスが気になって仕方なかったこと?
・ウィリアム・ボールドウィンの目は、どのぐらい垂れているんだろう…。傾斜角度は30度ぐらい?
・ホアキン・フェニックスの腹はどのぐらいはみ出てるんだろう…。3センチぐらいつまめる?

フェニックス兄弟のルックスの違いったらもう比較しても仕方ないほどだけど、ボールドウィン兄弟はみんな垂れ目傾向。いちばん耐えられるのはスティーブン君だろうか。何本か観た記憶が…。
フレッドB00005HCEIという映画には、ローレンス・フィッシュバーン(マトリックスのヒト。その昔の芸名は微妙に違った)やらサルマ・ハエック (デスペラードとか)やらが出てたなあ。あ、DVD未発売だ。

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2005年11月 8日 (火)

ウィンブルドン

B0009PRCIEウィンブルドン
キルスティン・ダンスト リチャード・ロンクレイン ポール・ベタニー

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ウィンブルドン大会って、地元イギリス人が優勝したことないのかー。ふーん。
と、かようにテニスの知識のない自分は楽しめた。逆に、テニス経験者にはどうなのかはわからない。でも、往年のテニスプレイヤーの姿があったり、俳優の相手となるテニスプレイヤーはプロなので、そのあたりをお楽しみに。

典型的なスポーツコメディ映画。だめだめなプレイヤー(チーム)がとあるきっかけで大躍進、このまま行けばひょっとして、優勝?おまけに彼女(あるいはギクシャク中のコイビト)ともうまくいったりして?のパターン。
この映画の場合はやや恋愛要素が勝っている。「とあるきっかけ」は若手ホープの彼女とヤッちゃうことなわけで(んん?「さよならゲーム」がヒントか?)…。このあたり、さばけているのはまだるっこしくなくて良いけれど、ロマコメになりきれない理由でもあるだろう(大会期間限定話なので仕方ないとはいえ)。二人がいちゃいちゃしているシーンより、主人公の実家のイングリッシュガーデンの方がよっぽど素敵だった。
10点中7点。
キルスティン・ダンストは「チアーズ」の方が可愛いかなあ。抜群スタイルがあんまり拝めなくてもったいない。父親役のサム・ニールは気楽に可愛らしいシーンをこなしている。ポール・ベタニーの、引退間近の三十過ぎ選手がリアルにへたれ。からだつきがうまい具合に微妙、試合中に余計なことを考えている様もいい。
ポール・ベタニー、どこかで観た記憶が…。本当のブロンドで、眉の色も薄いから視線が印象的。
あ…、「ビューティフル・マインド」でわたしを騙した(*1)挙げ句ジェニファー・コネリーをかっさらったヤツ(*2)じゃないか!

B0007WADH6ビューティフル・マインド
ラッセル・クロウ ロン・ハワード ジェニファー・コネリー

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この映画で、エド・ハリスとポール・ベタニーと姪っ子が並んで歩いているシーンはかなりおかしい。なかなかいい位置取りをしている俳優である。

(*1)実際に騙したのは脚本と役柄です。
(*2)実生活でご結婚。褒め言葉です。

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2005年11月 4日 (金)

エンタの秋

ちょっとずつ観てます、読んでます。

映画
・キングダム・オブ・ヘブン(リドリー!長いけどまあ必要分)
・グリーンフィンガー(コンパクトにまとまってる。やや淡白か?)
・ウィンブルドン(最近まさにウィンブルドン現象という言葉が角界席巻中)
・香港国際警察(確かにジャッキーファンは喜ぶ内容かもしれんが。長すぎ)
・二つの塔アルティメットエディション(自分の忘却力の凄さを実感。わりと覚えてないもんだ)


・西日の町 湯本香樹実著(ここまで同テーマで来られると、いっそあっぱれ)
・魔王 伊坂幸太郎(感想書くのが難しい)
・神様からひと言 荻原浩著(この人は初めて。もうちょっと読んでみよう、面白かった)
・蒼路の旅人 上橋菜穂子著(おじいちゃんが素敵)

映像の方に偏向気味?
なんか時間がないと思ってたけど、こういうことに使っていたんだな。まあ良し。

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