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2006年2月18日 (土)

『黄昏の百合の骨』恩田 陸

黄昏の百合の骨黄昏の百合の骨
恩田 陸

by G-Tools

「麦の海に沈む果実」続編。
遺言により、留学先のイギリスから戻り、亡くなった祖母の洋館へ〜人々に「魔女の館」と噂される〜やってきた水野理瀬。年上の従姉妹二人との生活が始まり、事後処理のために従兄弟の二人、稔と亘もそこへ訪れる。

恩田さんて、タイトルつけるのうまいなあ…。
しかしながら前作に比べ、たいそう緊張感に欠けていた。理瀬はその魅力やキレが描き込まれていないため、むしろのんびり屋さんになってる?自分から去ってしまった子供時代に哀切を感じているかと思えば、女の武器を出し惜しみしなかったり(このくだりはかなり陳腐で笑ってしまう)。その落差がただの行き当たりばったりに見えるので…。
理瀬、そんなことじゃ「敵」には勝てんぞ。
このシリーズは、まだ材料を並べて調理し始めたところのようである。

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コメント

>女の武器を出し惜しみしなかったり(このくだりはかなり陳腐で笑ってしまう)

そうなのですよ。
私も、ずいぶん安直だなあ、などと思った記憶があります。
話の最後のほうも「やってしまったか?」という感じですし。
前作と雰囲気を変えるのはいいのですけど、もう少しなんとかなったのではないか、とも思います。

投稿: nao | 2006年2月19日 (日) 11時09分

naoさん
TB送ろうかと思っていたのですが、
 seasaaさんが大メンテナンス中だったので…。
前作のファンはちょっとがっかりだったのでは、この本…?
男ってバカだなあ的エピソードだけでなく、
ラストはやや安易に流れてましたねー。

投稿: sumi | 2006年2月20日 (月) 17時11分

>女の武器を出し惜しみしなかったり(このくだりはかなり陳腐で笑ってしまう)

はい、このコメントにはかなり受けました。あららーって感じで、私も読んでましたぜい。
いつの間にか乙女物語になっていたんですね。

>そんなことじゃ敵に勝てんぞ

大うけしました(笑)

投稿: kumanomi_s | 2006年2月21日 (火) 01時11分

この内容だと、TBさせてもらうのもなあと遠慮していたのですが。
大うけしてもらえて嬉しいです(笑)
それにしてもタイトルのつけかたはデビュー作の頃から
変わらずうまいです。読みたくなるもん。

投稿: sumi | 2006年2月21日 (火) 21時26分

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