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2006年3月 1日 (水)

『沼地のある森を抜けて』梨木 香歩

沼地のある森を抜けて沼地のある森を抜けて
梨木 香歩

by G-Tools

始まりは「ぬか床」だった。先祖伝来のぬか床が、呻くのだ。変容し、増殖する命の連鎖。連綿と息づく想い。呪縛を解いて生き抜く力を伝える書下ろし長篇。<Amazon紹介より>
というか、初めの一章を読んでこちらが呻いてしまった。「うまいなあ…」。どろどろした状態、状況を綴っても涼やかな文章。日常の中にぽんと非日常を放り込んで、過去の謎やわだかまりを溶いてゆく。見事に完結しているので、むしろその後の章の構成が受けいれにくかった。「性」や「性差」を排する、あるいは越えることを語るのは難しい。鼻につかないギリギリなところ。にしても、自分の「種としての性」について本能以外を持たない人には何が論点なのか意味不明なのではないかと。

梨木さんが帯の推薦文を書いている本。

私の部屋のポプリ私の部屋のポプリ
熊井 明子

by G-Tools

30年ぶりの復刻だそうで。一世を風靡したんだよなあ、ポプリって。
小学生の頃手に取って、高尚すぎてさっぱりわからなかった覚えが(笑)もいっかい読んでみるか?しかし旦那さまはすっかり映画監督(熊井啓氏)として大成されましたねえ。まだ助監督の頃に大暴れしていた様子が印象深い(この本だっけ?)。

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自分がこの本を図書館から借り出した頃に読後感想をアップされていた、Diary of 食・飲・読・旅・潜・泊さんにTBします。

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コメント

TBありがとうございましたー。
そうなのですよ、最初の一章が相変わらず鮮やかだったので、後の部分が微妙な感じでした。

投稿: kumanomi_s | 2006年3月 4日 (土) 01時29分

kumanomi_sさん

TBさせていただきました、ありがとうございます。
>最初の一章が相変わらず鮮やかだったので
ですよね?
作者の意図とはずれてくるかもしれないけれど、
ああいうエピソードの積み重ねで
一冊の本になれば良かったのになーなんて。

投稿: sumi | 2006年3月 4日 (土) 14時50分

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