『陽気なギャングの日常と襲撃』伊坂 幸太郎
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最近の伊坂さんはおっかないところもあるので、「終末のフール」は手が出せずにいた(だって舞台設定がすでにおっかない…)。これはすんなり。ノベルズサイズがぴったりのシリーズにしてくれて嬉しい。章ごとの冒頭につく言葉の解説や、表紙も楽しいし。フランスパン喰って牛乳牛飲してるよ!
一章目と二章目からの趣ががらりとかわるのは、後書きに解説してある通り(そして後書きにあるように、前作のかなり重要なネタばれがあっさり書かれているので順番は守らないと危険)。その一章目は四人組以外の視点で語られていて、これがけっこう楽しい。成瀬(どんな公務員か)、雪子(アルバイトに何をやっているか)がからむ話が好きだなあ。ちらばったエピソードが鮮やかに集束していくあたりはいつもの伊坂作品。他愛のない会話に含まれていたことが当たり前のように重要な鍵になっていくのは、本当に感心する。逆に言えば、韜晦させるのが如何にうまいかということだろうけど。
自分にとってはお楽しみ本なので、このぐらいの雰囲気でまた続きを出してくれればと思う。今回あまり出番のなかった祥子、慎一、タダシくんあたりの様子をみたい。
映画はどうしようか…、くどくない作りだといいんだけど…。
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*second message*さんにTBさせていただきます。雪子についても言及されてます。
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